March 2023

ご当地名物

行った先々でのお楽しみはやはりグルメでしょうか。 何でもランク付けしたがる国民性は変えられようにありません。 ラーメン、うどん、果ては牛肉までブランドなのか系譜なのかわかりません。 その先には単純にアルファベットで仕切ってよいのでしょうか。 海ブドウのようにヒットするネーミングは必要でしょうが、云われを考えるまでは至りません。 イメージ先行なのでしょうね。 よくB級グルメとメディアでは紹介されますが、きっとその土地の作っておられる方はBESTに違いありません。 なので地名ではなくただ卵焼きとしてメニューに書いてあります。 九州まで出かけて九州ラーメンと注文する人はおりません。 鹿児島ではサツマイモと言っても隣県ではカライモと言います。 旭川で札幌ラーメン売りにしている店は少ないと思います。 空腹であればどれもがグルメです。 自信もってオーダーし、対等な立場で、『ヘイお待ち』です。 無理に食材以外にこだわり、立派な看板、グルメサイト掲載、口コミ評価獲得など一気に風味が飛んでしまいます。 求めているものは何でしょうか? 地産地消を舌で味わい、ご当地の生活実態を垣間見ることが私は楽しみです。 ご飯が、麺類が、海産物が、あえて珍しくなくてもその土地の風景に溶け込んでいればそれで満足です。 無理な期待、ぜいたくは内に秘めておきましょうね。

海ブドウ栽培

沖縄名物の海ブドウの養殖施設ですが、促成栽培以前は船で少し沖合に出ていたそうです。 房も大きく緑も濃かったと聞きました。成長には水温がかなり影響します。モズクと同様沖縄であってもハウス栽培が不可欠です。 単純にポンプで海水をくみ上げ、水槽で増殖させるだけですが、ちょうどよい水流をバルブで調整する必要があります。 水流が滞ると水温が上昇し植物である海ブドウは死滅してしまいます。台風時期になりますと停電によりポンプが稼働せず、高潮の影響で施設そのものが流されたりで気が抜けません。 せめて水温アラームくらいあってもよい気がしますが、なかなかIOT化が進んでおりません。ここの事業所も油断していたわけではありませんが台風でポンプ自体が故障し、予備のポンプもなくほぼ全滅という被害を受けました。何度となく注意喚起していましたが、教訓は生きていなかったようで、また一からやり直しです。ポンプの設置場所から問題がありました。高潮の影響を受けるので少し高所の防水仕様にしたほうが良いとも提案していましたが、モズクとかの成功体験により危機管理は全くされていませんでした。 観光地も近くなので防犯対策をと伝えていましたが、なかなか腰が重くて、旧態以前の栽培は今でも続いていると思います。コロナ過でしばらく現地にも行っていませんが、今までの流れからして  いろいろ思うところありますが、漁師さんのプライドを傷つけるわけにもいかず、ただ昔ながらの豊漁を願うだけでした。

海洋測定装置

数か月前 業界見本市で拝見しましたが、実際販売もされていて75万円~100万円くらいだったかしら。 有益なのはわかりますが、一漁業者の負担としてはかなり大きい気がします。自治体、漁協単位で可能でしょうが、 海は広いのでサンプリングのほうが難しいように思います。 海流、海底状況、河川流入、いくつあったらカバーできて、信頼できる数字が得られるか、データは蓄積されてどのように活用されるのか。 荒れ狂う海の波のように私に襲いかかります。 もちろん今までの漁師さんの勘だけでは今の局面を打開できないのはわかりますが、有明海のように、何十年も揺れ動くことは目に見えています。大都市の港湾も常に変化してますし、上流の開発もものすごい速さで進んでいます。 昔の海の姿を懐かしんでいる余裕はありません。毎日の生活が懸かっているので、必要な漁獲量確保が先決です。工業製品ではありませんので、量産も難しい産業です。今更過去がこうだったからと言われても元に戻せません。 磯焼けしての山の植林が必要なのはわかりますが、地球温暖化とかコスト上昇問題などと一挙に解決できるかどうかが喫緊の課題です。 12年も汚染水ため込んで、今更海洋放水とは納得できません。 秋サケ、サンマが不漁、イワシ、ニシン、ぶりが大漁。悲しんでよいのか喜んでよいのかわからなくなります。 デジタルAIのように聞けは答えが返ってくるのでしょうか。 まずは地に足つけて、どのような立場に立たされていて、先は明るいか暗いか、周りに照らしてくれるものはないか、しっかりとした道案内がされているかです。政治的地位、知識の量、見てくれの良さは後回しです。手はふたつしか、目も、足も、さらに羽根がない、自分たちはわがまま、でもでも言葉が通じます、何なら表情でも。 ひとつのアイテムが立体的になります。 つまづいたときに起き上がるのは体力的にも精神的にもつらいものです。 笑って見てないでしっかり手を差し伸べたいですね。